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超成長企業SHIFTにおける今後の成長の方向性と、それを支える人材とは

2021.6.13

超成長企業SHIFTにおける
今後の成長の方向性と、それを支える人材とは

~2025年、売上高1,000億円までの道のり~

11年連続で毎年約150%の売上高成長率を継続している超成長企業、株式会社SHIFT様。
代表の丹下様、上席執行役員の菅原様、事業人事部の枝松様に、弊社代表の片桐がインタビューを行い、SHIFTが成長している秘訣や今後の方向性、それを支える人事施策などについて、お話を伺いました。

#1 圧倒的な企業成長をつづけられる秘訣とは?

片桐

率直にお伺いします。なぜこんなに成長をつづけられるのですか?

丹下社長

現在のSHIFTのコアビジネスのひとつである、ソフトウェアの品質保証事業との出会いは2007年のことです。100人以上のテストエンジニアにヒアリングしてみてわかったのは、テスト業務には確立された手法も、共通解も存在しないということ。当時のIT業界で行われていたソフトウェアテストは属人性が高く、生産性も非常に低かったのです。そんな業界の負に対して、製造業の業務改善コンサルティングで培ってきた「業務標準化」を用い、解決策を示せたことが大きいと思っています。ノウハウ、ナレッジの構築やSHIFT独自の統合型ソフトウェアテスト管理ツール「CAT」の提供によって、日本のIT開発のあり方を変革してきたという自負があります。

また、前提としてSHIFTはプライム案件での受注ということにこだわってきました。ソフトウェアの品質は、ユーザーにとっては一番大切なことのはずなのに、それを担保するためのテスト業務はIT業界の多重下請構造の下層に業務委託されることが非常に多かった。そんな状況のなか、SHIFTが品質保証のリーディングカンパニーとして、高い専門性を発揮して成果を出しつづけることで、IT業界の価値観を変え、この領域で活躍するエンジニアの市場価値を高めることができました。一人ひとりのエンジニアがよりよい仕事と報酬を得られる環境づくりを大切にしてきたことが、優秀な人材の参画につながり、今なお続くSHIFT成長の原動力になっていると思います。

片桐

なるほど。ちなみにソフトウェアの品質保証というビジネスは、このまま伸び続けられますか?また、それはどうやって実現するのですか?

丹下社長

まず、今のSHIFTの屋台骨であるソフトウェアの品質保証というビジネスだけでも、売上高5,000億円までは十分伸ばしていけると考えています。この領域は自分たちがどれだけやり切れるかの勝負です。
でも、お客様の期待はそれだけじゃない。品質保証というユーザーのラストワンマイルを支える仕事を続けていると、SHIFTのファンになってくださったお客様から「もっとこういうことはできないのか」と新しい相談がどんどん舞い込んできます。その状況を見ていて、SHIFTは「ソフトウェアにおける品質保証の会社」で終わることなく、お客様のビジネス成功にコミットする真のパートナーにきっとなれる、という確信を持ちました。

お客様のビジネス成功にコミットするためには、これまでのSHIFTにないケイパビリティを新たに獲得していく必要があります。「分析」「提案」「モノづくり」「マーケティング」「サポート」など、さまざまな領域に強みをもった企業群が、M&Aを通してSHIFTグループに続々と参画。サービス開始から運用まですべてをサポートできる「ONE-SHIFT」サービスを提供できるまでになってきました。これが今、すごくうまく機能しており、シナジー効果も大きく出はじめています。「自分たちのサービス領域はここまで」と勝手に線引きするのではなく、お客様の成果創出のためにできうるかぎりの支援を行う。この取り組みを進めれば、今まで以上の成長が必ず実現できるし、グループ全体での時価総額1兆円を近い将来に達成することも夢ではないと考えています。

#2 SHIFTの成長を支える人材とは?

片桐

SHIFTにフィットするのは、どのような人でしょうか?

丹下社長

一言でいうなら「正しい人」。「正義が勝つ」とメンバーにはよく言っているのですが、正しい倫理観を持っていることが何より大切。お客様や仲間を大事にしたり、仕事に責任感をもったり、というような基本的なスタンスの部分ですね。
それを前提として、やはり成長意欲がある人。誰かに仕事をもらうという感覚ではなく、自分でその仕事をやりたいと手をあげてほしい。だからこそSHIFTでは、自由度と裁量権をもって働ける環境づくりを大事にしています。

ただし勘違いしてもらいたくないのは、みんながみんなガツガツギラギラした人材である必要はないということ。仕事を通した成長には人それぞれにペースがあるので、SHIFTではコツコツと頑張ってくれる人も小刻みに昇給していけるような制度を作っています。学歴や性別、国籍などに関係なく、多種多様な人材が活躍できる土俵をつくるのが社長である自分の仕事だと思っているし、その人たちがそれぞれの能力に応じた給与をもらえるということが一番大切なことだと考えています。

片桐

スキルや経験という面ではどうですか?

丹下社長

これは本当に様々ですね。事業会社の社内システム部門の人も、SaaS系の自社サービスに関わっていた人もいるし、業態的には似たSIerやコンサルティングファームの人もいる。
具体例に言えば、最近ではメガバンク1社経験のシステム企画の人が入社していて、専門性を活かしてフルに活躍している。他にもプロトタイプ開発を行うDAAE推進部では、今までSHIFTにいなかった外国籍のフルスタックエンジニアの人も大勢入社していて、すごくバラエティに富んだ優秀な人材がそろってきていますよ。

片桐

SHIFTの成長を後押しするための人事施策や制度などはありますか?

菅原様

SHIFTはグループ全体で6,000人を超える規模にまで成長してきました。
そんななかでも、従業員一人ひとりの強みを可視化し、その能力を最大限発揮してもらえるよう、独自開発した社内タレントシステム「ヒトログ」を運用して、案件アサインやマネジメントに活かしています。また、M&Aを通してグループ会社が増えてきたことにより、社員一人ひとりのキャリアの選択肢がこれまで以上に広がってきました。やりたい仕事にチャレンジできる、グループ会社間出向の仕組み化も始まっています。

コロナ禍で頑張ってくれている従業員に応えたいという想いもありました。在宅勤務が難しい従業員には精神的な負担に応える形で、最大4,000円/日の危険手当の支給をいち早く決定しました。
さらに、多くの従業員が在宅勤務となるなか、従業員同士の横のつながりを大事にしたいと考えて、
昨年、従業員参加型のオンライン社員総会を開催。従業員の有志が出演し、仕事や趣味に役立つ情報を提供したり、期中に活躍したチームや個人を表彰する動画を配信したりするなどして、大いに盛り上がりました。

従業員一人ひとりの評価方法にもこだわっています。半期に1回、社長の丹下以下経営陣と全組織長が集まり、社員一人ひとりの半期の成果を確認する「評価会議」を開いています。評価会議という名前ではありますが、そこは単に評価だけをする場ではありません。社員がさらに成長し高い成果を上げて昇給を実現するためには何が必要なのか、上長はどんな機会を提供すべきなのかを徹底的に議論する場です。企業規模が大きくなってきたこともあり、全員分の議論をするのはかなり大変なのですが、このやり方は創業以来こだわってきたことなので、これからも続けていきたいと考えています。年間平均昇給率10.7%(2020年8月期)という高い数値を継続できるのも、こういった地道な取り組みの結果です。

片桐

優秀な方の採用はどのように行っていますか?

枝松様

昨期は約1,000名採用し、今期もそれ以上を目指して推進中というなかで、そこから得られたデータや知見を活かして、独自のロジックを持たせた採用活動や選考手法を行っています。
また、役員が直接、会社と事業の説明会を行うなど、一人でも良い方に入社してもらえるように、全社一丸で頑張っています。
SHIFTは事業の成長率が高いので、一般的な「採用枠、採用人数」という概念では動いておらず、良い方が来れば、その都度、その人の経験をベースにポジションを検討しています。
とても組織設計の考え方に柔軟性がありますし、優秀な方に数多く応募していただけますが、その分頭を休めている暇は無いので大変です!!
今一番悩んでいることは、私自身はこんなにチャンスが多くて、面白い会社は他になかなか無いと思っているのですが、それが世の中の個人の皆さんに上手く伝わらないこともあるということですね(笑)やはり我々人事では転職者の方へダイレクトに魅力をお伝えするのは、限界があるのが事実です。
SHIFTはやりたいと声をあげれば年齢、性別、国籍関係なくチャレンジできる風土がありますし、一般的な会社であるような上が詰まっているということもありません。
なのでエージェントの皆さまには片桐さんのように、SHIFTには無限大のキャリアがあることをぜひ転職者の方へお話しいただきたいです。

片桐

ありがとうございます。そう仰って頂けて嬉しいです!

本日はご協力をいただきまして、誠にありがとうございます。今日のインタビューを通して、改めてSHIFTの強さを実感しましたし、売上高1,000億円を目標とする「SHIFT1000」へのリアリティを感じました。 特に業界の中に新たな仕組みを構築された点や、拡大する組織や社員数に対しての施策に関しても、属人的になるのではなく、きちんと標準化された手法を用いることで対応されており、SHIFTの骨太な経営の一端を感じる事ができました。今後もこれまで以上の成長と活躍を楽しみにしています。